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「サーキット以外の場所でやることにも意味があったと思う」盛り上がりを見せた岩佐歩夢発案のSFキャラバンが成功裏に終了

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「サーキット以外の場所でやることにも意味があったと思う」盛り上がりを見せた岩佐歩夢発案のSFキャラバンが成功裏に終了

 4月20日と21日の二日間、三重県桑名市の三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島において、岩佐歩夢プロデュースのPRイベント『SUPER FORMULAキャラバン in ジャズドリーム長島』が開催された。

 この催しは2022年から参戦したF1直下のFIA F2シリーズで通算5勝を挙げ、昨季ランキング4位となった後、今シーズンは全日本スーパーフォーミュラ選手権に戦いの場を移している岩佐が『モータースポーツの魅力や楽しさを体感して、ファンになっていただきたい。そして岩佐歩夢というドライバーの存在を、多くの方に知ってもらいたい』との想いから発案して実現したもの。

鈴鹿を走り込んだ岩佐に期待したRB。FP1デビュー前は「いつもと雰囲気が違った」/渡辺康治HRC社長インタビュー(1)

 会場となった三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島には、岩佐が今季開幕戦鈴鹿でドライブしたTEAM MUGENのSFマシンをはじめ、彼と日本人F1ドライバーの角田裕毅がそれぞれスーパーFJ日本一決定戦で優勝した際にドライブしていた車両、さらに岩佐のレーシングスーツやヘルメットなどが展示された。また、子ども安全免許証の発行、俊敏性を測定するクイックキャッチ/クイックアーム、グランツーリスモ7やレーシングシミュレーターなどの体験型ブースも設けられ、多くのモータースポーツファンや家族連れなどが訪れ賑わいを見せた。

 発起人である岩佐は両日イベント会場に姿を見せ、サイン会やオリジナル缶バッジの配布などをつうじて訪れたファンと交流した。また、ゲストを迎えてのトークショーや、『好きな食べ物やクルマはなんですか』といったものから、『レッドブルジュニアチームに入るにはどうしたらいいか教えてください』という具体的なものまで、さまざまな質問が飛び出したQ&Aコーナーが設けられた子供たちとの座談会も開かれた。

 なお、初日のゲストにはHonda鈴鹿硬式野球部キャプテンの長野勇斗選手、タレントや女優として活躍するF1ファンの沢口愛華さんが登場。最終日はプロフィギュアスケーターでTGR 86/BRZ Raceの参戦経験を持つ無良崇人さんと、WRC世界ラリー選手権や全日本ラリー選手権などにコドライバーとして参戦するタレントの梅本まどかさんが登壇した。

 この他、21日(日)にはレーシングシミュレーターソフトの『iRacing』を使用したSeCR SUPER FORMULA CHALLENGE 2024の開幕戦に、岩佐がイベント会場からスポット参戦。梅本さんと多くのファンが見守るなか、予選では3番手タイムをマークするも、決勝レースでスタートで大きく順位を落としたことが響き最終的に8位でレースを終えることとなった。

 終始和やかな雰囲気で幕を閉じた2日間のイベントを終えた後、岩佐は次のようにコメントしている。

「始める前は、ファンの方に来ていただけるか、皆さんに楽しんでいただけるか、心配でした。とくに2日目は午後から雨が降ってしまったのですが、たくさんのファンの方に集まっていただき、トークショーなども笑顔で楽しんでくださっているのが見えたので、僕自身もうれしく、満足のいくイベントになりました」

「今回のイベントを企画したきっかけは、モータースポーツの楽しさや魅力に触れて、多くの人にファンになっていただきたいということがひとつ。もうひとつは、昨年まで海外でレースをしてきて日本に戻り、まだまだ岩佐歩夢の認知度が高くないということを実感していて、それをなんとかしたいと思ったことです」

「F1を目指す以上、日本の皆さんから応援してもらいたい、F1に行くところから皆さんに応援していただきたいと思っています。そうした思いを関係者の方々に伝え、ご協力をいただけることになりました。これまでモータースポーツに触れたことがない方にも楽しんでいただけるよう、サーキットではない場所でやることにも意味があったと思っています」

「とくに子ども座談会では、自分の思いを伝えてくれた子たちが多くて、とてもうれしかったですね。ドライバーとして、子どもたちから憧れられる存在になりたいと思っていますし、今回のイベントをきっかけに、プロドライバーやF1ドライバーを目指す子たちが増えたら、モータースポーツやクルマ業界はもっと盛り上がるんじゃないかなと。こういったイベントは大事だなと、あらためて実感しました」

「5月にはスーパーフォーミュラの第2戦がオートポリスで開催されます。開幕戦は納得のいく結果になりませんでしたが、その悔しさをバネに、しっかり戦って優勝を狙います。行ったことのないサーキットなのでチャレンジなのですが、それが不可能だとは思っていません。チームとともに全力を尽くして臨みますので、応援よろしくお願いします」

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みんなのコメント

2件
  • ******
    だから公道での暴走行為をトヨタは推奨してるよね
    50k制限を180㎞とかね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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